陰主陽従の解説
・まず「すべての事物や事象の始まり」を「太極」とします。
・太極は、段階に応じ両義、つまり陰陽を生じます。
これは一つのモノが真っ二つに分かれるのではなく、二つの「面」を生じるという意味です。
・陰は見えない、目につきにくいもの、陽は見える、目につきやすいものと定義します。
面で示すならば、裏面が陰、表面が陽です。
・陰陽は相対的であり、視点が変わればひっくり返る場合もあります。
・陰主陽従は「陰がしっかりと存在してこそ、陽が自在に動き回れる」といった意味です。
逆に「陽が陰に従って動かなければ、陰の働きは世に顕れない」という意味も含みます。