他者に責任を求める場合、第三者の視点で検証してからにすると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

他者に責任を求める場合、第三者の視点で検証してからにすると疲れにくくなる」です。

 人は他者に責任を求める場合があります。

 その動機は「自分の責任回避」のためであったり、または公憤や義憤によったりと、さまざまです。


 ただ、いずれの場合も「責任を求める」行為は、相手への攻撃に他なりません。

 そのため、確実な勝ち筋、つまり言い訳されようのない証拠と論理展開を用意したうえで、反撃を行う間もなく論争を一方的に速攻で終わらせます。そうすればほとんど傷つかず済むため、疲れにくくなります。

 逆に、勝ち筋が無い、つまり隙だらけの証拠や、思い込みだらけの論理展開、ましてや「自分では世の中に通じると思っている正義」を根拠に仕掛けるようでは、相手から容易に反撃を受け、争いも長引くため、疲れやすくなります。敗北主義者でもなければ、勝ち筋が無いのに他者に責任を求める行為は避けるのが吉です。


 ではどうすれば確実な勝ち筋が得られるのか。

 それが利害関係の無い第三者の視点で検証する、という手法です。

 すでに科学的知見が得られていれば、その知見を示す論文を引用すれば良し。

 確定した知見が無くとも、帰納法なり演繹法で穴のない論理を第三者の立場から組み立て、それを根拠とするのも良しです。

 「まだよくわからない」「現在検証中」「サンプル数がごく少量」などの科学的知見は根拠とするには不適です。陰謀論を根拠とするのが不適なのはいわずもがなです。また、論理も、一人で組み上げると「論理の飛躍」をしてしまっていても、気づきづらいものです。そのため、論理をくみ上げた後、別人のレビューを受けると、より穴のない論理展開を生み出せます。

 

従って「他者に責任を求める場合、第三者の視点で検証してからにすると疲れにくくなる」となります。

 

次回(12/03)は、「自分が守るべき原則を明確にし、それに則って行動すると疲れにくくなる」です。

 

以上