こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「『貴方のためを思って言うのですよ?』の裏の目的に気づくと疲れにくくなる」です。
人は他人を支配しようと考える場合が有ります。
支配しようと考える理由は様々ですが、その手段の一つに「相手に罪悪感を植え付ける」があります。
そして罪悪感を植え付ける言葉に「貴方のためを思って言うのですよ?」があります。
この「貴方のためを~」は発言者側に2つの利点があります。
一つは「相手のことを考えられる私は素晴らしい」と自己承認して幸福を感じられる点。
(実際は相手の都合を考えず、自分の都合を押し付けているのですが、この言葉は自分自身を騙せます)
もう一つは「相手に反論された場合でも、相手を悪者にして責任を被せられる」点です。
然るに、その2点は相手にとっては不利な点になります。
斯様に『貴方のためを思って言うのですよ?』は裏に「支配」目的が有ります。
支配されれば他人の人生を生きざるを得なくなり、自分の思い通りに人生を生きられなくなるためストレスがたまり、疲れやすくなります。
従って「『貴方のためを思って言うのですよ?』の裏の目的に気づくと疲れにくくなる」となります。
次回(9/28)は、「人は正しさではなく自尊心を守ると気づくと疲れにくくなる」です。
○支配を目的とせずに「相手のためを思って」いる場合の言い方の例
支配を目的とせず相手のためを思って言う場合、どうするのが適当か。
それは「相手に選択肢とその利点および不利な点を提示したうえで、相手に決定権を持たせる」です。
例えば「この状況で私は○○と××という選択肢を貴方に見せられる。
私個人としては、○○を奨める。
○○という選択肢を選んだ場合は△△という利点がある。
××の場合は□□という利点がある。
またそれぞれの不利な点はこれこれこうである。
貴方はそのどちらかを選んでもいいし、全く別な選択肢を選んでも良い。」
というように。
以上
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