焦っている人に相談された場合、先ず感情の共有から入ると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

焦っている人に相談された場合、先ず感情の共有から入ると疲れにくくなる」です。

 人は焦っているとき、他人に相談する場合があります。

 このとき、焦っている人の頭を占めている感情は、不安であり、無力感であり、未来への恐怖です。

 そこでまず、その感情を共有する(※)と、焦っている人は安心し、相手を信頼します。

 信頼を得られれば、相談を建設的に進められるため、疲れにくくなります。

 

 信頼を得られない状態、あるいは感情を共有しない状態で、ただ自らの知る解決策を述べた場合はどうなるでしょうか。

 焦っている人には、信頼していない相手を受容する余裕が生まれません。

 受容していない相手からの解決策は受容できないため、相談は不調に終わらざるを得ません。

 そうなれば何も得るところが無く、ただ疲れだけが残ります。

 

 (※)「相手との同化をせず、分離した状態で共有する」のが重要です。

 

   「人の道」には沿いませんが、焦っている人を物語の登場人物と捉え、その直面している状況を

   俯瞰視点で見るようにすると、同化せず、分離した状態で生じている感情を共有できます。


   同化すると、自身にも同じ感情が生じ、その感情に引きずられ、同じように焦ってしまいます。

   そうなれば相談に応えるどころではなくなります。

 

従って「焦っている人に相談された場合、先ず感情の共有から入ると疲れにくくなる」となります。

 

次回(9/25)は、「名前とは当人にとって最も快く最も大切な響きを持つものだと知ると疲れにくくなる」です。

 

以上