『頭に来た』時、何故自分は『頭に来た』のかを考察できると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『頭に来た』時、何故自分は『頭に来た』のかを考察できると疲れにくくなる」です。

 人は『頭に来る』ときがあります。


 『頭に来る』プロセスは以下の通りです。


 1.任意の事象を知覚する


 2.各人の価値観と知覚した事象を照合する。

    (この段階は通常無意識下で行われ、明確に意識するには訓練が必要です)


 3.照合の結果、知覚した事象は、自己の存在・自分が望ましいと考えるルール・自分の権威など、

   自己権益を否定する危険な事象だ、と認識したか? 

    →Yesなら自己保存のため防衛しなくてはいけない。

     よって『頭に来る』感情を生じさせ、自己防衛する力を増幅する。

    →Noなら『頭に来ない』


 ここで重要なのは2の照合段階での認識を意識下で行えるようにする試みです。


 人は、自己防衛を優先するため、危険度を大きく捉えがちになります。そのため、実際は安全な事象に対しても危険だと考える場合があります。


 そこを意識し、より正確な危険度を考察できるようになると、むやみやたらと危険と判断するのではなく、一線を越えた危険にのみ認識することで、そこに最大のリソースを振り分けることができます。

 そうすれば、普段は力を抜いて、最も力が必要なときにだけ力を出せるようになるため、疲れにくくなります。


従って「『頭に来た』時、何故自分は『頭に来た』のかを考察できると疲れにくくなる」となります。

 

次回(9/8)は、「『程度問題』は交渉可能であると気づくと疲れにくくなる」です。


以上