自分が納得できないのは自分の責任であり、相手に責任は無いと気づくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

自分が納得できないのは自分の責任であり、相手に責任は無いと気づくと疲れにくくなる」です。

 人は相手の話に納得できないとき、納得できるまで相手に繰り返させる場合があります。

 この場合、納得できない理由として

  a.能力的に理解できない(理論が難しい、あるいは要素数が多く複雑な話)

  b.内容に同意できない(から理解しないと決めている、ただし無意識の場合もあり)

  c.相手からの情報が、状況再現あるいは論理構築するためには不足している

 などが考えられます。

 上記のうち、aとbは自分の責任です。cも相手から情報を引き出すように話せば良いという意味で

自分の責任です。(相手が意図的に情報を隠しているのであれば、納得するしないとは別問題です)

 

 つまり、自分が納得できないのを相手の責任としていても、何ら建設的な結論には至らず、ただ時間を浪費するため、疲れやすくなるといえます。

 

 ではどうするか。

 

 aの場合であれば、自らの力不足を認め、相手に素直に教えを乞うと、相手から貴方のレベルに合わせた説明を受けられるようになりますから、完全な理解に至らずとも、部分的な理解に至れるでしょう。

 

 また、bの場合であれば、「貴方の結論に納得できない」のではなく「貴方の結論に同意できない」と自分の立場を明らかにし、かつ相手の立場を理解したうえで議論すれば、建設的な結論に至る道筋を作り出せるでしょう。

 

 いずれにせよ、「相手は変えられないが自分は変えられる」(※)という事実がありますから、相手に責任を負わせて自分には責任は無いと考えるより、自分が変わると考えたほうが、目的(ここでは「納得したい」という欲求」)を達成する可能性が高まるため、疲れにくくなります。

 

 (※) 表現を変えれば「相手を変えるコストと比較し、自分を変えるコストは十分に小さい」です。

 

従って「自分が納得できないのは自分の責任であり、相手に責任は無いと気づくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(8/28)は、「主張に合わせて事実を取捨選択するのを止めると疲れにくくなる」です。

 

以上