物理的現実と心的現実の差異を認識できると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

物理的現実と心的現実の差異を認識できると疲れにくくなる」です。

 人は五感から得られた外部情報を、脳で処理して「現実」を認識します。


 当記事では外部情報を「物理的現実」、認識した現実を「心的現実」と呼ぶことにします。


 「物理的現実」は機械で記録しても、別な人間が計測しても、同一の数値を取ります(※)

     (※) 観測効果が生じるほど十分な高温・高速・微細環境ではない場合

  対して「心的現実」は機械で記録できませんし、複数の人間が持つソレが同一かどうかすら、

原理的に確認の仕様がありません。


 心的現実は往々にして物理的現実と差を生じます。その差を「自分の脳が作り出した」と認識できていれば、意識して心的現実に逆補正をかけ、物理的現実のほうに寄せられます。そうすると、後々矛盾が生じにくくなるため、疲れにくくなります。

 逆に、「心的現実」と「物理的現実」の間に生じた差を、「物理的現実のほうがオカシイ」と認識してしまうと、どうなるか。心的現実は物理的現実±αで構成されるため、時間がたつにつれ±αの部分が積み重なり、物理的現実と乖離していきます。そうなれば乖離した差分を補正する作業に気力体力を使う必要が生じ、疲れやすくなります。


従って「物理的現実と心的現実の差異を認識できると疲れにくくなる」となります。

 

次回(8/10)は、「日常動作を余裕を持って行える筋力まで増強・維持すると疲れにくくなる」です。

 

以上