こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「出来なかった箇所に×は付けず、出来た箇所に○を付けると疲れにくくなる」です。
人は「自分が使える資源が減る」という事象に敏感な生き物です。
それは「資源が減る→減り続ければゼロになる→使用不可能になる」と推論する能力を持つからです。
逆に「自分が使える資産が増える」という事象には鈍感な生き物です。
制御しきれないと思われる線以上に増える場合には危険を感じて敏感になりますが、そうでなければ増えた数量を気にしません。ここまでが前提です。
本題に入ります。
何か複数の課題が存在し、その課題の進捗度を管理するため、
a.課題のうちできなかった箇所に×をつける。できたところには何もつけない。
b.課題のうちできた箇所に○をつける。できなかったところには何もつけない。
という、a,bどちらかの手法を選択するとします。
どちらの手段も「全ての課題が完了したか進捗を管理する」という目的を満たします。
このとき、a.は「能力が不足している」状況を表すため「資源が減る」に相当し、
b.は「能力が十分足りている」状況を表すため、「資源が増える」に相当します。
そのため、a.を用いると、危険を感じ続け、進捗管理に敏感になります。そのため気力体力を消耗しやすくなり、疲れやすくなります。
b.を用いると、危険を感じ続ける度合いがa.よりも鈍感になり、また、○をつける数が増える度に成功したと感じ、気力体力が回復するため、疲れにくくなります。
従って「出来なかった箇所に×は付けず、出来た箇所に○を付けると疲れにくくなる」となります。
次回(8/5)は、「主張の正当性は払った犠牲で担保されないと気づくと疲れにくくなる」です。
以上
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