『他人が行動しないのを批判する自分』の目的に気づくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『他人が行動しないのを批判する自分』の目的に気づくと疲れにくくなる」です。

 人は自身の価値観に従い、他人の行動を批判する場合があります。

 そして「行動しない他人」も批判する場合があります。

 他人がどう行動する/しないは、その人の選択次第ですから、本来の意味での「批判」は、

意志表示以上の意味を持たず、強制力も持ちません。

 

 ですが意思表示だけでなく「俺の言うことを聞け!」という「相手を支配する目的」を持ち、

その手段として「批判」を行うと、それは「批判という名の威圧」になります。

 「支配する目的」は「威圧」行動の端々から見透かされるため、相手からの反発を受けます。

 反発を受ければ更に威圧するという悪循環に陥り、お互いに消耗し、疲れやすくなります。

 

 ですので、批判を行いたい、と考えた場合、『その批判には相手を支配する目的が無いか?』と

自問し、『無い』と言い切れる場合のみ批判すると、相手にも論理的に批判を捉えてもらうことができ、建設的な結果を導く可能性が高まります。建設的な結果が導けられれば、気力体力が回復できるため、

疲れにくくなります。

 

従って「『他人が行動しないのを批判する自分』の目的に気づくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(7/20)は、「人はそれぞれの目的を為すために行動すると気づくと疲れにくくなる」です。

 

○批判のコツ

 

   以下私見です。

   批判のコツは、相手の「現在の行動」を批判することです。

   逆に、批判する際、してはならないのは、相手の「人格」「存在そのもの」「過去の行動」を

  批判することです。

 

   理由:

    「現在の行動」から繋がる「未来の行動」は変えられます。

    また、変えるべき理由が合理的であれば、その理由も共有できます。

    そのため相手は安心して批判を受け入れられます。

 

    ですが、人格や存在そのものを批判することは相手そのものの否定に他なりません。

    存在を否定されれば、相手は危険を感じるため、批判は受け入れられません。

    そして「過去の行動」は変えられません。

    変えようがないモノを批判されれば対処の仕様が無いため、相手は大きなストレスを感じ、

   批判する人に反発せざるをえなくなります。


以上