他人に文句をつけようとしているときの自分の目的に気付くと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

他人に文句をつけようとしているときの自分の目的に気付くと疲れにくくなる」です。

 人は他人に文句をつけることがあります。

 その理由はいくつかありますが、大きく2つに分けられます。

 1.相手を心変わりさせたい場合

 2.相手を支配下に置きたい場合


 1.は「相手の行動や言動が自分の価値観に反する」という前提があります。

 心変わりさせる目的を達成する手段として、相手が納得できる論理展開を行うため、

建設的な議論が生じやすくなります。建設的な結果が得やすいため、比較的疲れにくい目的です。


 2.は「文句をつける」という手段に、「相手に罪悪感を持たせ、自分より下に置こうとする」目的が隠れています。それを相手に気づかれたときは、反感を持たれ、反撃をくらいます。反撃を受ければ傷つきますので疲れやすくなります。


従って「他人に文句をつけようとしているときの自分の目的に気付くと疲れにくくなる」となります。

 

次回(6/15)は、「一次資料を下地に議論すると疲れにくくなる」です。


○文句をつける理由の特殊な例


   文句をつける理由の特殊な例に、「支配下に置きたい場合」の変形として

   「相手に文句をつけても特別に許される自分でありたい」という欲求を満たす場合があります。


   端的に言えば「子供のわがまま」あるいは「夫(あるいは妻、あるいは親)に対し内弁慶な対応を

  とる人々」です。


   これらはあくまで相手の心が広く、許してくれている状況下でしか有効でない手段です。


   いつ相手が変心するかわかりようがないのですから、前述の欲求を満たそうとすると大変

  疲れやすくなると私は思います。

 

以上