こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「成りたい自分を可能な限り詳細に書き出せると疲れにくくなる」です。
人は誰しも「成りたい自分」の像を持っています。そしてその像に近づこうと努力します。
ですが「成りたい自分」の像が「ぼやけて」いると努力が実を結ぶことは難しくなります。
努力が実を結ばなければ、気力体力を無駄に消費し続けるだけとなるため、疲れやすくなります。
そこで「成りたい自分」について可能な限り詳細に決めます。
それらが詳細に決まれば「成るための努力」の方向と量が詳細に定まります。
そして方向と量が詳細に定まれば、その努力に費やす時間の見積り、および努力の終了条件も
自動的に生成されます。
時間を見積れれば、その「成りたい自分」の像が、目指すのに妥当か否かを判定できます。
また終了条件が決まれば、有限な努力で「成りたい自分」になれるかが判定できます。
つまり「有限」な努力で「成りたい自分」になれる可能性が高まります。
「成りたい自分になれる」可能性が高くなれば費やす努力が無駄にならない可能性も高くなるため、疲れにくくなります。また、有限な努力であれば、やり直しも可能です。
従って「成りたい自分を可能な限り詳細に書き出せると疲れにくくなる」となります。
次回(6/4)は、「心から『今の精一杯』を提供すると疲れにくくなる」です。
○「成りたい自分」を詳細に決定する項目の例
私見ですが、「成りたい自分」を詳細に決定する項目の例を以下に挙げます。
1.「何故、そう成りたいのか」
成りたい理由を突き詰めることで、何らかの障害にぶつかったとき、
それを乗り越える、あるいは破壊する原動力にできます。
2.「成った後はどうするのか」
成りたい自分に成ったそのあとも人生は続きます。
ですので、成りたい自分になれた後も想像しておくと、
残りの人生を燃え尽きて過ごす状況を避けられます。
3.「成るための手段と日程」
成りたい自分になるための手段を、固有名詞込みで細かく作り上げます。
それこそ一分一秒刻みで何をするかまで。
また、仮の終了期限を設け、そこから逆算した日程と、詳細な手段を合わせることで
より高い精度で計画や手段の妥当性を見積もれます。
日程を組むと、進捗管理もできます。
4.「成れたと判定する条件」
どれだけの条件を満たせば「成りたい自分」になったとみなすのかを
あらかじめ決定しておくことで、小成功を続けて計画を持続させる手法を使えます。
また、条件を詳細に作っておくことで、計画失敗の判定にも使えます。
失敗したと判断できたら、いったんあきらめ、他の「成りたい自分」を目指すのも
人生を生きていくうえで有効な手段の一つだと私は考えます。
以上
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