時間を足し算するのではなく割り算や掛け算できると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

時間を足し算するのではなく割り算や掛け算できると疲れにくくなる」です。

前提:以下のように、時間の足し算、割り算、掛け算を定義します。


 足し算=一単位の時間を、ひとつの行動に使う。n個の行動を行う場合、n単位の時間を使う。

 割り算=一単位の時間を分割し、n個の行動を、連続して行う。(シングルタスクの時間短縮)

     ひとつの行動には一単位時間の(n分の1)を使う。

 掛け算=一単位の時間内に、n個の行動を、同時に行う。(見かけ上のマルチタスク)

(前提終わり、以下本文)


 人に与えられた時間は有限かつ平等です。


 ひとつの行動に必ず一単位の時間を必要とする、と仮定します。

 その場合、n個の行動を完了するのにも必ずn単位の時間を必要とします。


 ここで、一単位の時間(旧一単位時間とします)をより細かい時間単位に分割し、分割した「小さな時間」を、「新たな一単位の時間」(新一単位時間とします)と認識する「割り算」の思考を身に着けたと仮定します。

(「割り算」が適用できる行動は、単純作業などの、速度を上げようと思えばあげられる行動です。)


 新一単位時間を認識し、新一単位時間当たりに一行動できるようになると、n個の行動を旧n単位の時間よりも少ない時間で完了することができます。

 同じ時間で多くの行動を起こし、完了できるため、その分休める時間を多くとれるようになりますから、疲れにくくなります。


 次に、一単位時間に、複数の行動を並行して行う「掛け算」の思考を身に着けたと仮定します。

 (「掛け算」を適用できる行動は、料理などの待機時間が生じる行動です。)

 「掛け算」して行動すると、見かけ上、一単位時間で複数の行動を起こし、完了することができます。

 つまり「割り算」と同様に、同じ時間で多くの行動を起こし、完了できるため、その分休める時間を多くとれるようになりますから、疲れにくくなります。 


従って「時間を足し算するのではなく割り算や掛け算できると疲れにくくなる」となります。

 

次回(5/25)は、「自分の価値を感じられないとき、掃除をすると疲れにくくなる」です。

 

以上