こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「年齢を重ねた後は、意図的に『頑健さを忘れる』と疲れにくくなる」です。
人のからだは、生物である以上、年齢を重ねることに『死』に近づきます。
それは生理的なモノで覆すことはできません。つまり健康とは『その年齢なりの健康』です。
年齢を重ねた人の『健康』とは、『無茶の効いた若いころの健康』ではないのです。
ですが、人のこころは、からだよりも『死』に近づきにくいため『今の健康』を『無茶の効いた若いころの健康』と誤認することがあります。いわゆる「まだまだ若いもんには負けん!」や「(もう40過ぎだけど)このくらい食べれる食べれる」といった風にです。
その認識で無茶を重ねると、回復力が伴わず、『その年齢なりの健康』を損ないます。
ですので、年齢を重ねた後は、意図的に『無茶の効いた若いころの健康』言い換えれば『頑健さ』を
忘れることです。そうすれば無茶をしにくくなるため、疲れにくくなります。
従って「年齢を重ねた後は、意図的に『頑健さを忘れる』と疲れにくくなる」となります。
次回(5/13)は、「『一つ』を『分割』できると疲れにくくなる」です。
○頑健さと『からだの使い方』
頑健さはどうしても衰えますが、からだの使い方は日々の修練さえ怠らなければ、
より研ぎ澄まされていきます。
むしろ、同じ目的を達成するのに、強い筋肉(力の大きさ、速度)に頼れなくなり、
また、うまくいかない帳尻を合わせるのに終盤で無茶な動きをする、というのもできなくなり、
より効率を求めていかざるを得ないため、最短・最少の動きを自然と会得してきます。
以上
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