手間のかかることは一つずつ手順を踏んでいくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

手間のかかることは一つずつ手順を踏んでいくと疲れにくくなる」です。

 人は、『手間がかかったり、面倒だったり、気後れする課題』を、後回しにしたり、課題の解決そのもの行わないで済ますことがあります。

 

 この場合、一時的には切り抜けられますが、その後の予定が想定通りに進められる可能性が低くなります。予定を想定通りに進められない場合、想定外の資源を必要とするため、疲れやすくなります。

 

 そこで、手間がかかっても、面倒でも、気後れすることでも、直面している課題を一つ一つ手順を踏んで解決することで、その後の予定を想定通り進められる可能性が高くなります。予定を想定通りに進められれば、用意していた資源で十分に足り、期待していた成果も出せる可能性が高くなるため、用いた気力体力が無駄にならず、疲れにくくなります。

 

従って「手間のかかることは一つずつ手順を踏んでいくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(4/14)は、「他人は自分を喜ばせるために生きているのではないことに気付くと疲れにくくなる」です。

 

○リスクテイカー(締め切り前に大慌てするタイプ)

 

   目前の課題を先送りする人の類型は大きく6種類あります。

   それぞれ「完ぺき主義」「効率主義」「心配性」「白昼夢」「自分探し」、そしてその5者が

  行き着く先の「リスクテイカー」です。

 

   「リスクテイカー」は

    ・デッドラインに近づくことによる集中力増加(したように感じる)の万能感

    ・集中力が増したことから一挙に仕事がはかどる(ように思い込む)ことによる爽快感

    ・一気に仕上がった後の解放感

   といった快感に酔った状態の人です。

 

   良く言えば「追い込み型」と言えますが、悪く言えば「周囲を不安や恐怖に陥れる悪党」です。

   「印刷所の輪転機を止めるレベルの土壇場入稿を毎回やらかす作家」の例は極端としても、

  「提出まで1か月の猶予があった課題を、提出前日夜にやるような人」は読者のみなさんにも

  心当たりがあるのではないでしょうか。

 

   自分がリスクテイカーである場合、自らのモチベーションをデッドラインに依存させることを、

  意識して止めることが出来れば、それが最善手です。

 

   しかし、それが困難であると感じるならば次善策として、

  「モチベーションに関わらず、機械的に仕事を始める習慣を作る」という方法や

  「やるべきことを細かく分けて、それぞれのデッドラインを分や時間単位で決める」という方法が

  あります。

   どちらも「毎日コツコツ進めましょう」という言葉にまとめられます。


以上