こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「仲間の速度に合わせると疲れにくくなる」です。
人は、自分ひとりの力で事を為せないとき、仲間と力を合わせます。
この「力を合わせる」ときは、最初の位置を合わせ、そして速度を合わせることで最も効率よく力を重ねることができます。力を効率よく重ね合わせられれば、ひとりひとりの出す力に余裕が生まれるため疲れにくくなります。
少数が突出すると周囲と力を合わせづらくなるため、その分疲れやすくなります。
従って「仲間の速度に合わせると疲れにくくなる」となります。
次回(3/22)は、「他人の行動に不満があるとき自らの『理想的な他者』を見直せると疲れにくくなる」です。
○いろいろな『速度』を合わせることのメリット
・話す速度を合わせる
話す速度を合わせる(=ペーシングする)と、相手が安心し、信頼を得られます。
・歩く速度を合わせる
歩く速度を合わせると、やはり相手から信頼を得られます。
(但し、こちらに対して相手が負の感情を持っている場合は逆効果で、より嫌われます)
・呼吸の速度を合わせる
呼吸の速度を合わせると、力の出し入れのタイミングが合うため、肉体労働で
力を合わせるときに役立ちます。
○いろいろな『速度』を合わせ”ない”ことのメリット
・個体間の能力差が大きい場合
個々人の能力差が大きい場合、行動の速度を合わせるのはそれぞれの持ち味を殺しあいます。
そのため、敢えて合わせず、それぞれの速度を生かしたほうが良い結果を生みます。
・ひたすら速度が必要な場合
目的によっては、どんなにコストがかかっても最速で目的地に至ることだけを優先することが
あります。その場合、合成で生じる力の「大きさ」よりも単純な速度が優先されるため、
速度を合わせず、一部の足の速いメンバーで先行してもらったほうが良い結果を生みます。
・争っている場合
争っている場合、相手のペース(速度)と自分のペースをずらすと相手の意図を外せます。
可能であれば、最初敢えて合わせておいて、勝負所で一段速度を上げると、相手が
上がった速度についてこれるようになるまで一方的な展開で争いを進められます。
以上
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