こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「仕事の全体観と各要員の位置づけを周知すると疲れにくくなる」です。
(参考文献:マンガでよくわかる 行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術 石田淳 著)
当記事では関わる人数が多く長期的な仕事を題材とします。
さて、人は、自分で『自分の価値』を認められたとき幸福を感じます。
従って人は、幸福を感じるために『自分の価値が認められる場、あるいは状況』を欲します。
『自分の価値が認められる』状況とは『自分を必要としてくれる他者(※)がいる』状況です。
(※) ここでいう他者は、状況によっては、人のみではなく、ペット(動物)も含まれます。
では、関わる人数が多く、長期的な仕事において、仕事の全体観と要員の位置づけが積極的に
周知されていないとすればどうでしょうか。
その場合、現場の要員ひとりひとりは、『自分の目の前の仕事が何の役に立っているのか?』を
認識できず、ひいては、自分で『自分の価値』を認められなくなっていき、最終的には
『この仕事で本当に自分は必要とされているのか?不要なのではないか?』と疑う心境に陥ります。
そういった心境に陥ってしまえば、ひとりひとりの動機づけはほぼ不可能になり、ひとつひとつの
仕事を行っていく気力体力が失われていく一方で生じることが無いため、疲れやすくなっていきます。
そうして現場の人間が脱落していけば、統括する立場の人間もそのフォローに追われ疲れやすくなって
いきます。
仕事の全体観とその要員ひとりひとりの位置づけが積極的に周知されることで、現場の人間の
ひとりひとりが『自分を必要としてくれる他者がいる』『自分は役に立っている』と認識できれば、
自ずから強い意動機づけが行われます。動機づけが行われれば、仕事を行っていく気力体力も順調に
生み出されるため疲れにくくなります。現場の人間が疲れにくくなれば統括する立場の人間も
フォローする手間が少なくなるため疲れにくくなります。
従って「仕事の全体観と各要員の位置づけを周知すると疲れにくくなる」となります。
次回(3/20)は、「自立のために補助を徐々に外していくことを覚えると疲れにくくなる」です。
○やる気とモチベーション
以上
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