こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「『先回り』は状況と相手によっては止めておくと疲れにくくなる」です。
人は、自分が経験済のことを、まさに他人が行おうとしている場合、「相手への善意」に基づき、
先回りして「それはね・・・」と説明したり、「こうしたほうが良いよ!」と実践して
みせたりすることがあります。
この「先回り」は、その相手が助言を受け容れる準備を済ませていれば大変有効です。
ですが、相手が受け容れる準備をしていなかったり、勇気を以て敢えて一人で行おうとしている
ときはただの「妨害行為」あるいは「勇気くじき」になります。
妨害された相手は先回りした人に敵意を持ち、敵意を持たれた「先回りした人」は
「なんだ善意で先回りして”やった”のに」と敵意に敵意で返します。そうなれば争いが生じ、
お互いに傷つき、疲れます。
先回りから生じる争いを防ぐには、状況と相手を見て『先回り』を止めることが必要です。
止める原則はたった一つです。それは、相手に対し「先回りして良いか?」と一言尋ね、
「いいえ」ならば「先回り」しないことです。
その原則に従って行動すれば、「善意」によって相手を害するという不毛な行為は少なくなり、
争いも生じる機会を失い、その結果として、疲れにくくなります。
従って「『先回り』は状況と相手によっては止めておくと疲れにくくなる」です。
一般化すると、「『相手への善意』に拠って行動するのであれば、先ずは相手の許可を得ると
疲れにくくなる」となります。私見ですが『善意の押しつけ』ほど厄介なものは無いと私は考えます。
次回(3/10)は、「高すぎる目標は下げても良いことに気付くと疲れにくくなる」です。
○先回りの類似行為
先回りの類似行為には「ネタばれ」「親から子への過干渉」などがあります。
以上
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