こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「無意識に止めてしまっている息を意識して吐き出せると疲れにくくなる」です。
人は、力を『入れる』とき、息を止めます。
綱引きをイメージしていただくのが適当です。
力を『入れ』綱を『引っ張る』とき、息を止めているあなたがイメージされるのではないでしょうか。
また、力を『抜く』とき、人は、息を吐き出します。
これは深呼吸で息を吐くと力が抜けることをイメージしていただくのが適当です。
さて、人は緊張しているときも力を『入れて』います。
力を入れっぱなしでは気力体力を使い続けるため疲れます。
この「力をいれっぱなす」とき、人は無意識のうちに『息を止め』ています。
つまり、『緊張』=『力を入れる』=『息を止める』という関係が成り立っています。
その関係を利用し、意識して『息を吐き出す』ことで『力』を抜き、『緊張』を解くことができます。
(深呼吸でもよいのですが、深呼吸を止めると再度緊張してしまうので、浅くても構わないので
軽く息を吸って長く息を吐き出すのを繰り返すのがラクです)
意識して『息を吐き出し』、『緊張』を解けることが出来るようになれば、意図せず
力を入れっぱなしにしてしまうことが少なくなり、その結果、気力体力を消耗することも
少なくなりますから疲れにくくなります。
従って「無意識に止めてしまっている息を意識して吐き出せると疲れにくくなる」となります。
次回(2/21)は、「細かい節約に『満足する』のを止めると疲れにくくなる」です。
○息を吐くことと力を『出す』ことの関係
人は息を吐くとき、力を『出す』こともできます。
簡単にそれを実感する方法がありますので、ご紹介します。
(1) 壁を正面にしてどちらでもよいので片手を壁に付けます。
(2) そのあと、下記(a)(b)(c)の3種類の動作を行い、壁の押しやすさを比較します。
(a) 息を吐きながら壁を押す
(b) 息を吸いながら壁を押す
(c) 息を止めて壁を押す
いかがでしょうか?
おそらく、(1) 息を吐きながら壁を押す、が一番「押せた!」と思えるのではないでしょうか。
これは応用が利きますので、興味が出ましたら他の動作も色々お試しください。
以上
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