こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「『他人に一言云いたい』とき、自らの目的を認知できると疲れにくくなる」です。
人は、他人に一言云いたくなるときがあります。
それは何かをお勧めしたいときであったり、非難を浴びせたいときであったりと、表面的な事象は
様々な形で現れます。いずれであっても他者の人生の在り方(好みであったり誇りであったり)と
衝突するのは避けられません。
衝突すれば必ず相手も自分も傷つき、その傷を回復しなくてはならない分、疲れます。
さて、「他人に一言云いたい」という欲求を突き詰めると
「自分の価値観を世に知らしめたい、あるいは他者に強制したい」
イコール「自分の価値を他者に認めさせたい」
イコール「他者からの承認を受けたい」という目的にたどり着きます。
(より根本的には「自らの価値を確認したい」という目的に至りますが、今は横に置きます。)
つまり「他人に一言云う」ことは、「他者からの承認を受ける」目的を達成するためのいち手段です。
それを認知できればデメリットが少ない「他の手段」(※)で「他人に一言云う」に相当する選択肢が
目の前に出現します。他の選択肢が出現すれば、自分も他者も余り傷つかずに済むような新たな選択が
行えるようになり、傷つく量が少なく済む分、疲れにくくなります。
※手段「他者に一言云う」代わりになる選択肢
・自らが所属する共同体の価値観に沿う「良い」ことを行い他者承認を得る。
・他の事象(スポーツや趣味など)で自己満足を得て、他者からの承認を必要とする
欲求そのものを解消する。
従って「『他人に一言云いたい』とき、自らの目的を認知できると疲れにくくなる」となります。
次回(2/10)は、「自分が他人を妬む目的に気付くと疲れにくくなる」です。
以上
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