『自分から動く』と『勝手に判断して動く』の違いに気づくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「『自分から動く』と『勝手に判断して動く』の違いに気づくと疲れにくくなる」です。

<前提>

なんらかの『仕事』を行う際に『自分から動け』と言われたり『勝手に判断して動くな!』と叱責を受けたと仮定します。


『自分から動く』と『勝手に判断して動く』、この両者には大きな違いがあります。

それは『あなたに各種権限を与えられているか否か』です。


1.『自分から動く』


    もし、あなたが、経営資源を活用する権限を与えられて”いて”、

   かつ、評価基準も公表されているならば、あなたは『自分から動く』ことができます。

   そしてその結果に対し評価を受けるまでがあなたの仕事です。


    周辺状況が不明な点があれば、その点を明確にすることが『自分から動く』前の下準備です。

   状況が不明なまま自分に都合のいい解釈で動くのは『勝手に判断して動く』に類します。

   これは上司からの指示が曖昧なうえ、その上司がどこかに行っていて捕まらない場合でも、です。


2.『勝手に判断して動く』


     もし、あなたが、経営資源を活用する権限を与えられて”いない”のであれば、

   『自分から動く』ことは『勝手に判断して動く』ことに他ならず、越権行為そのものです。


3.まとめ


    1と2をまとめると、『自分から動いていいとき/悪いとき』があり、

   『悪いとき』に動くのが『勝手に判断して動く』ということです。

  

   『自分から動いていいとき』に動く場合、経緯と結果を公表することで、

   あとから結果をひっくり返されることが少なくなります。

   そうすれば、仕事のやり直しも少なくなりますから、その分疲れにくくなります。


    また『自分から動いては悪いとき』イコール『勝手に判断して動いてはだめなとき』は、

   権限を持つ上位者に指示を仰ぎ、その指示に従うことです。

   そうすれば、やはり仕事のやり直しも少なくなりますから、その分疲れにくくなります。

   (朝令暮改の上司に当たった場合、その上司に影響力のある別な上司と交渉するのが吉です)


    両者の違いに気づくことで、今自分がどう動くべきかが分かり、その結果、仕事のやり直し

   が少なくなり、その分疲れにくくなります。


従って「『自分から動く』と『勝手に判断して動く』の違いに気づくと疲れにくくなる」です。


次回(1/21)は、「自分が生じさせた感情の目的に気づけると疲れにくくなる」です。


以上