結果を渡すのではなく考え方を渡すと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「結果を渡すのではなく考え方を渡すと疲れにくくなる」です。

 問題が解けずに困っている人に、解決策を渡す場合、

その方法には、大きく「結果を渡す」方法と、「考え方を渡す」方法の2種類があります。


 1.結果を渡す方法


   メリット:即効性がある。

  デメリット:応用を利かせる余地が無い。

        似たような問題が続いた場合でも、その問題に対応した結果を

        新たに渡す必要がある。


 2.考え方を渡す方法


   メリット:応用が利く。似たような状況があればそちらにも使える

  デメリット:即効性がない。

        渡された考え方をその問題に適用し、当該状況から得られる値を変数に代入し、

        その方程式を解いて初めて問題が解決されるというプロセスが必要である。


 1,2にはそれぞれメリットがありますが、結果を渡す方法は、問題に困っている人の力は

あまり使わず、解決策を作り出して渡す人に、より大きく、そして継続的に負担がかかります。

それに対して、考え方を渡す方法は、問題に困っている人の力をおもに使い、解決策の考え方を

作り出した人の負担は一回こっきりで、しかも結果を作り出すよりも軽いものになります。


 言い換えると、

・考え方を渡すと問題に困っている人と解決策を作り出す人に均等に負担をかけることができる。

・結果を渡すと解決策を作り出す人に大きな負担がかかり続けると同時に問題に困っている人も

 次回でまた助けを求める必要がある

となります。

そうすると「考え方を渡す」方が、解決策を作り出す人が疲れにくくなり、

また問題に困っている人も、次に同様の問題に直面した際に困ることが少なくなるので

結果を渡す方法よりも、疲れにくくなるとなります。


従って「結果を渡すのではなく考え方を渡すと疲れにくくなる」となります。


次回(1/15)は、「多体問題は二体問題に近似して解くと疲れにくくなる」です。


以上