心もち内股で歩くと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「心もち内股で歩くと疲れにくくなる」です。

つま先を外に向け、がに股気味で歩くと、

 ・体を前に押し出す力が左右に抜けやすくなり、その抜けた分の力が無駄になる。

 ・関節も股関節と腰仙関節の2つだけを主に使用する

 ・下肢の外側の筋肉を主に使う。外側の筋肉は重心線から遠い分、大きな力を必要とする。

ようになります。


それに対し、つま先を前方に揃え、心もち内股で歩くと、

 ・体を前に押し出す力が集約され、力の無駄が少なくなる。

 ・関節が股関節と腰仙関節に加え、膝関節、足首関節をまんべんなく使うため、

  いち関節あたりの負荷が少なくなる。

 ・下肢の内側の筋肉を主に使う。内側の筋肉は重心線から近い分、少ない力で済む

というよう特徴があります。


つまり、心もち内股で歩くと、がに股気味で歩くのにくらべ、

 ・少ない力で済む

 ・一関節あたりの負荷も少なくすむ

疲れにくくなります。


従って「心もち内股で歩くと疲れにくくなる」となります。


次回(12/15)は、「他人に声を荒げたくなる状況を認識できると疲れにくくなる」です。


○内股歩きのコツと肩関節の内旋


   内股で歩くときのコツは、つま先をどのくらい内側に向けるか、にあります。

  その角度の出し方ですが、

  まず、つま先同士の距離を変えずに踵同士の距離を開いていきます。

  そして距離を開けていくうちに足の太ももの内側から脛の内側にかけ、真下方向に

  力が入り始めるタイミングがあります。

  それが適切な角度です。


   そして、内股で歩くとき、肩関節も内旋し、かつ肩の力を抜いた状態で歩くと、

  前方に向けて力が集約され、より少ない力で歩けるようになります。


以上