こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「反対意見に耳を傾けると疲れにくくなる」です。
<論理展開の前提条件>
・人は、反対意見に対し、本能的に危険を感じ反発する
・当記事で扱う「反対意見」とは、同じ目的を共有する共同体内部での発言と定義する
<本文>
人は、生物の本能として安心安全を求め、危険や不安は排除しようと努めます。
そして、反対意見は、自分に危険をもたらすものとして本能的に反発します。
ですが、反対意見は必ずしも人に危険をもたらすものではありません。
意見を述べ合う人同士では、まず間違いなく、その知識や経験は異なります。
お互いの知識や経験に基づき意見するのですから、自ずから異なる意見になります。
つまり、「反対意見」とは、「知識や経験の違い」に基づく「視点の違い」が、
偶々あなたと反対方向を指している状態にすぎないのです。
つまり、反対意見は貴方の人格を否定するものではなく、
ましてや貴方に危険をもたらすものではないのです。
ですから、反対意見に耳を傾け、自分や仲間の意見と反対意見も含めて統合して
自分の意見、仲間の意見、そして反対意見も超えた着地地点を見いだせると、
共有している目的の遂行が行い易くなることが導けます。
目的の遂行が行い易くなるということは、疲れにくくなるということですから、
従って「反対意見に耳を傾けると疲れにくくなる」となります。
次回(12/5)は、「わずかなことでも感謝すると疲れにくくなる」
○「反対するため」に反対する場合
当記事での「反対意見」は、あくまで同じ目的を共有できる共同体内部での事例です。
最初から異なる目的を持って意見を戦わせる場合、反対意見は、相手を叩きのめすための
手段の一つとなります。
まさに「(反対する)意志を示すための反対」です。
この場合、意志を示すための行動ですから、建設的な議論には発展仕様がありません。
むしろ、非建設的にするための行動と云えましょう。
「(反対する)意志を示すための反対」にはどう対応すべきでしょうか。
それは、「勝負を降りる」のが最善手です。
なぜならば、相手は「相手の都合」で勝負を仕掛けてきているのであり、
それに乗ってしまうと、此方側は勝っても負けても得るものはないからです。
・勝った場合…相手に恨みが生じ、また不毛な勝負を挑まれる可能性が高い。
・負けた場合…言うまでも無く、此方に不都合が生じる。
以上
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