こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「身体感覚を言語化できるようになると疲れにくくなる」です。
大前提:人は、自らの許容量を超えた危険を感じるとストレスを感じ、その結果、疲れる。
小前提1:人の脳は事実とイメージを区別できない。
小前提2:身体感覚を言語化することで、身体感覚で得た事実に対し、意識したイメージを被せることが
可能になる。
例:「犬」が居るという事実を認識
→『犬がそこに居る』と言語化
→「”安全な”」というイメージを意識して「犬」という事実に被せる。
→『”安全な犬”がそこに居る』という最終イメージを脳内に構築する。
言語化しない=漠然とした「分けが分からない空白の状態」が続く
→脳内の空白を埋められないと人の無意識は安全マージンをとって「危険」と判断
→「危険がそこにある」という最終イメージを脳内に構築する
小前提1と2から、「自分にとって安全である」と意識したイメージを被せた事実は、
そのイメージに対応して、意識・無意識を統合した「人の脳」内で「安全である」と判断されます。
安全であるからには人はそれをストレスと感じません。すると大前提から、疲れにくくなります。
明白に危険だと分かっている場合も言語化することのメリットがあります。
それは、意識したイメージを被せることで、身体感覚の素のままの情報で処理するよりも、
安全・危険の判断基準と明確に比較できるようになることです。
従って「身体感覚を言語化できるようになると疲れにくくなる」となります。
次回(10/17)は、「能力と人格に相関関係が無いことを知ると疲れにくくなる」です。
○無意識と意識について私見
当記事をの別な側面に「普段無意識で行っている行動の一部を、意識して制御することで、
効率を上げることができる。そして効率が上る分、疲れにくくなる」。
「効率を上げる」には、下準備として、無意識が自動で行っている行動を分解、整理し、
最適化するという作業が必要です。
最適化するためには「何のためにその行動を無意識で行っているのか」という行動目的を
明確にする必要があります。
目的を明確にすることによって、最短で目的を達成する理想のラインを見い出すことができ、
そのラインに沿って行動の要素を組み立てなおすことによって行動を最適化することが可能に
なります。
以上
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