こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「出し惜しみしないと疲れにくくなる」です。
大前提:人は、自分の価値を認めることができると気力が回復でき、その結果、疲れが取れる。
小前提1:人は、保留状態のものがあると、その結果が成功した状態を勘定に入れ、余裕があると
考える。
小前提2:保留状態のものは失敗する可能性も十分にある。
人は、自分の切り札を出し惜しみして「まだ自分には○○がある、まだ負けていない!」と
考えることがあります。
そのとき、温存している切り札は小前提1でいうところの「保留状態のもの」に相当します。
つまり、切り札の運用が成功したときのことだけを考えて、生きる拠り所としています。
ですが、小前提2にあるように、切り札が失敗する可能性もありますから本当はそれは拠り所には
出来ないものです。言い換えると「出し惜しみ」することで本当はもう詰んでいるいることから
目をそらして結果を敢えて出さない、(実際には来るはずもない)援軍を待つための時間稼ぎを
していると言えます。つまり「出し惜しみ」した場合、自分の価値を認められる状況は永久に来ません。
出し惜しみをせず、切り札を出し、その結果が失敗だった場合、拠り所を失った人は、
どん底に落ちるかもしれません。
しかし、そのどん底からでも人はまたやり直し、そして自分で自分の価値を認められるときが
必ず来ます。そうすれば大前提から、気力が回復でき、疲れがとれる、となります。
従って「出し惜しみしないと疲れにくくなる」となります。
次回(10/16)は、「身体感覚を言語化できるようになると疲れにくくなる」です。
○損切りについて私見
当記事の一部は「損切りをすると疲れにくくなる」とも言えます。
お金が絡む場合は損切りをすることで利益/不利益が確定し、損切り以降の取引に影響が
でなくなるというメリットがあります。
ですが、お金は人が社会生活を送る上でもっとも重要な要素の一つでありますが、
お金だけで社会生活を送っても自分の価値を認識することは中々難しいことです。
人は、社会の中で、自分の価値を認識するために仕事をします。
○切り札のバージョンアップについて私見
人は、自分の切り札(知識でも企画でも)を表にして場にさらす、つまり他人に見せることで、
その切り札をバージョンアップさせることができます。
なぜなら、他人は、切り札を切った人とは異なる知見を持っているからです。
異なる視点から見ることで、別な使い方を覚えたり、内容の最新化、そして、
より研ぎ澄まされた内容にバージョンアップさせることができます。
どのような知識や企画でも、ため込んでいるばかりでは鈍りますし、陳腐化しますから
出し惜しみせずバージョンアップさせていくのが効率が良いと私は考えます。
以上
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