自分探しを止めると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「自分探しを止めると疲れにくくなる」です。

大前提:人は、結果が出ない作業を続けると、実際に使用した体力以上に気力を消耗し、疲れる。

小前提1:『個人』は、それ以上分割することも、他の何かで代替することもできない存在である。

小前提2:『自分』とは、『いま』『ここ』に存在する『”貴方”という個人』である。


小前提1と2から、『自分』とは、『いま』『ここ』に存在する貴方であり、その貴方は、

今後中身が変化するかもしれませんが、それ以上の分割も代替するものも無い存在です。

つまり『自分』は『貴方』がこの世に生まれた時点で存在しています。

従って『自分探し』は、”現状の『自分』を受容しない(したくない)”という目的を満たす手段に

過ぎません。

そして『自分探し』は『既に存在している自分から目を背け続けること』が原則です。

その原則上、結果が出ることはあり得ませんから、大前提より「自分探しは疲れる」となります。


以上から「自分探しを止めると疲れにくくなる」となります。


次回(10/12)は、「交渉では先ず『利益』と『不利益』を伝えると疲れにくくなる」です。


○「現状の『自分』をありのまま受け入れる勇気」についての私見


   人は皆「理想の自分」を持っている、と私は考えます。

   そして、その「理想の自分」と「現状の自分」を比較し「劣等感」を持ちます。

   この「劣等感」は「克己心」と言い換えることができます。

   ここで「理想の自分」に届かない「現状の自分」つまり「ありのままの自分」を

   受け入れるには現状を直視する「勇気」が必要です。

   「勇気」を持った人は、克己し「理想の自分」に近づいていけます。

   「勇気」を持つのを止めた人は、「現状の自分」から目を背け、どこにも存在しない

   「本当の自分」を探し始めます。上記で示したようにそれは結果が出ない不毛な作業です。

   「本当の自分」を探し始めた人の中には、他人を貶めて相対的に自分の価値を上げようと

   する人も存在します。

   私は、可能な限り「現状の自分をありのまま受け入れる勇気」を持った人間でありたいと

   考えております。


以上