こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「『沈黙する』『時間切れを待つ』という選択肢に気付くと疲れにくくなる」です。
大前提:人は、目的を持たずに行動するとき、何も為すことができず、用いた気力体力は無駄になる。
つまり不要な行動をしたことになり、必要な行動だけしたときに比べ疲れる。
人は、目的を持たずとも、ただ時間が来たから決まった行動を行うとき、
あるいは他人から型に嵌められて行動するときがあると思います。
ですが、それで結果を伴うことは、偶然か、あるいは不必要な分岐も網羅するという
非効率的な行為の果てにしか為しえません。それは大前提から、疲れる、となります。
従って、目的を持たずに、ただ時間に追われて何かを為すくらいならば、
その場は『沈黙』し、行動を行うための時間が無くなる『時間切れ』を待つと、
疲れにくくなる、となります。
以上から「『沈黙する』『時間切れ』を待つという選択肢に気付くと疲れにくくなる」となります。
次回(10/06)は、「罪悪感を覚える理由を分析できると疲れにくくなる」です。
○『沈黙する』『時間切れ』の有効な状況
1) 話し合いのとき相手の意図を掴めないとき
話し合いで、相手の意図が掴めず、何を持って利を説くべきかが不明な場合は、
相手の話を引き出すだけ引き出して、目的を理解することが最優先となります。
その場合、相槌だけ打ち、『沈黙』し、こちらの言質をとらせないことが
重要です。
2) 課題の解決に時間が必要なとき
話し合いで、感情的にこじれてしまった場合、自分と相手の双方が落ち着くまで
待つ必要があります。その場合、周囲の状況が許す限り『時間切れ』を狙うことで、
その後に、お互いに利のある話し合いを再開できます。
○『沈黙する』『時間切れ』の無効な状況
1) 話し合いのとき相手の意図が明確な場合
話し合いで、こちらに対する相手の意図が明確な場合は、即座に対応しなければ
相手にそのまま押し切られるため、『沈黙』も『時間切れ』も無効です。
2) 課題の解決にタイムリミットが設けられているとき
話し合いで、課題の解決にタイムリミットが設けられているとき、
たとえば災害対応などでは、明確な目的がありますから、
『沈黙』も『時間切れ』も害しかありません。
その時・その場所で使用可能な資源を全て投入することが最善手です。
他にも様々な状況があるとは思います。
疲れにくくなる暮らしを実践するために、その様々な状況を貴方自身の中で増やしていってください。
以上
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