こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「『緊急でないが重要なこと』を認知できると疲れにくくなる」です。
大前提:人は、重要なことを行わないでいると、自身を支える土台を崩してしまう。
その結果、土台の補修に気力体力を余分に使うことになり、その結果、疲れる。
小前提1:人は、重要なことを一度に全て行うことは、限界を超えるためできない場合がある。
小前提2:人は、緊急性のあることを行うと緊急性の無いことを忘れがちである。
小前提3:人は、重要度が同程度であるモノを、
「時間のかかるモノ」と「あまり時間がかからないモノ」に区別することが苦手である。
小前提1から、人は、重要だと思ったことを一度に全て行えるわけではなく、
小前提2から、人は、重要なことでも緊急性が無いことは忘れがちであり、
小前提3から、人は、重要なことでも、それにかかる時間の見積もりを誤ることがある、となります。
従って「重要で、実際には時間がかかるけども、緊急性が低いこと」は認知しづらい、となります。
ですが「重要なこと」には変わりないため、認知できないまま、それを行わないのであれば、
大前提から、疲れる、となります。
時間がかかるものであれば、必要になってから行おうとするのは、なおさら大変疲れます。
「重要なこと」ならば「認知」イコール「放置したままにはならない」ので、まず「認知」が必要です。
従って「『緊急でないが重要なこと』を認知できると疲れにくくなる」となります。
次回(9/22)は、「感情移入と共感を区別すると疲れにくくなる」です。
○『緊急でないが重要なこと』の例
『緊急でないが重要なこと』は、言い換えれば『今すぐ必要ではないけどやるべきこと』です。
『未来を形作るための下準備』とも言えます。
従って、ざっとあげられる例としては以下の5つがあります。
1) 体力作り …目的を達成するための体力はだいたいの状況で必要です。
2) 市場分析 …これから起業する場合に必須です。
3) 人脈作り …自分が望む「何か」を作ろうとしたとき、自分だけでは間違いなく技術が
不足します。そのとき、信頼できる技術力を持った相手が必要です。
もちろん、十分な対価を支払う前提です。コネで安くあげようと考えると、
結局しっぺ返しをくらうのでオススメしません。
4) 実績作り …「今できること」を積み上げていくことで、
「自分(あるいは自分が所属する組織)の素性」を周囲に知らしめることが
できます。
たとえば「約束を守る人間かそうでないか」は実績から分かります。
5) 技術体得 …「今はできないこと」を練習し、できるようにしたり、
または「今できること」の応用技術を開発することで、
現時点で想定される多種多様な状況へ備えます。
もちろん、他にも沢山あると思います。
是非、貴方にとって『緊急でないが重要なこと』を改めて認識し、実行していってください。
以上
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