他人を支配・誘導しないと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「他人を支配・誘導しないと疲れにくくなる」です。

大前提:人は、自分自身を他人より高い位置に置こうと試みた場合、

    共同体内部での地位の上げ下げに気力体力を消費するため疲れる。

小前提:人が他人を支配・誘導するためには、自分自身を相手より高い位置に置く必要がある。

   

小前提から、人が他人を支配・誘導するためには、自分自身を相手より高い位置に置く

必要がありますが、大前提から、そのためには気力体力を消費するため、疲れる、となります。


従ってその逆で「他人を支配・誘導しないと疲れにくくなる」となります。


次回(9/9)は、「感情の発生機序を知ると疲れにくくなる」です。


○自分と相手、双方が納得する物事の進め方


  当記事で、他人を支配・誘導しないと疲れにくくなる旨を示しました。

  では、「疲れないよう」に「他人を支配・誘導する」ための代替手段はあるか。

  答えは「無い」です。

  他人を支配・誘導しようとした時点で、相手はその思惑を察し、反発します。

  その反発を上から押さえつける力がなければ、支配・誘導はできません。

  原理的に「支配・誘導」は「疲れる」のです。


  では、「他人を支配・誘導」せずに、自分の思惑通りに相手に働いてもらう術は無いのか。

  答えは「有る」です。

  それは、「自分の要望」及び「その要望を相手が行った結果、相手に生じる有利・不利」を

  相手に伝えた上で「相手に行動の選択権を渡す」ことです。

  十分な利が無ければ相手は動かないでしょう。

  ですが、それは「利を用意できない自分の力不足」だと納得できます。

  また、相手も選択権を持つため、「有利・不利を自身で選択した結果」だと納得した上で

  こちらの思惑に乗ってくれることになります。

  つまり、自分と相手、双方が納得した上で物事を進められるため、疲れにくくなります。

  疲れにくくなるイコール消耗が少なくなるため長期間、お互いに利がある関係を保てます。

  一言でいえばWin-Winの関係です。


以上