目的を明確にしてから物事を行うと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「目的を明確にしてから物事を行うと疲れにくくなる」です。

大前提:同じ10の力を出す場合、バラバラの方向に力を出して、結果として10の力になるより

    最初から、狙い通りの方向に10の力を出すほうが疲れない。

小前提:目的が明確な場合、必要最小限の資源と、最も効率的な手段、そして力を使う方向を

    確定できる。

 

小前提から、目的を明確にすると、

1) 目的を達成するのに必要最小限の資源が分かるため、無駄な資源を使わずにすむことから、

  疲れにくくなります。

2) 目的を達成するのに最も効率な手段を確定できるため、非効率な動きをしなくてすむことから、

  疲れにくくなります。

3) 目的を達成するための力を向ける方向を確定できるため、狙い通りの方向に力を向けること

  が可能となりますので、大前提から、疲れにくくなります。


以上から、「目的を明確にしてから物事を行うと疲れにくくなる」となります。


次回(8/18)は、「目的を仲間と共有して物事を行うと疲れにくくなる」です。


○目的の有無=設計図の有無


「目的」を、これから建てようとする家の設計図にたとえて、その有意義さを説明します。


 a)正確な設計図と不正確な設計図


   正確な設計図があれば、必要な資材、専門職の人数、かかるお金、いつ竣工するか、までが

   見積もれます。

   不正確な設計図であれば、それらの見積に大幅な推測や思い込みが入り込まざるを得ず、

   見積の精度はとても低下するでしょう。


 b)明確な目的と不明確な目的


   目的が明確であれば、達成に必要な資源、要員の人数と能力、必要な資金、

   達成までのロードマップなどが見積もれます。

   目的が不明確ならば、それら全ては見積もれません。見積もれたとしても、

   その見積は不確定要素が多すぎ、お話にならないでしょう。


○目的を明確にするのに必要な「数値目標」


   あいまいな目的を明確なものにするための手法に「数値目標」を立てる、というものがあります。

   数値目標を立てることで、より具体的な計画やその実現のための手段の吟味が可能になります。

   例えば、「やせる」という目的を立てた場合、

   数値目標として、「○月×日までに□kgの体重減少」を立てることで、

   「△日まではカロリーを一日1000kcalに抑え、毎日5kmのウォーキングをする」といったように

   より具体的な計画を立て、実行する手段を絞り込めます。

   


以上