こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「何らかの力を受けるときは、分散して受けると疲れにくくなる」です。
大前提:人は、傷つくと、その修復に気力体力を使い、その結果、疲れる。
小前提1:力を受ける対象には、単位時間・単位面積当たりの限界値が存在する。
小前提2:力を受ける際の限界値を超えると、その対象は、傷つくか、もしくは壊れる。
小前提1と2から、力を受ける対象が一つであると、力が対象一つ分の限界値を超えた時点で、
対象は傷つくか壊れるかして、力を受けることが出来なくなります。
ですが、対象が複数になれば、限界値は2倍、3倍になるため、
受ける力の大きさも2倍、3倍まで耐えられることになります。
つまり、力を受ける際は、複数の対象で分散して受けることにより、
一つ一つの対象が、傷ついたり壊れたりする可能性が少なくなるといえます。
傷つかなくなるのですから、大前提から、疲れにくくなるといえます。
以上から、「何らかの力を受けるときは、分散して受けると疲れにくくなる」となります。
次回(8/15)は「力を出すときは、複数の源から力を集中すると疲れにくくなる」です。
○人への応用
今回の「疲れにくくなること」の応用例を列挙します。
いずれも、一人の人間に対し、単位時間当たりの負荷が低減されることになります。
「仕事」の場合
1) 一人に割り当てられた仕事を複数人で受ける
2) 1日がかりの仕事を一週間かけて行う
など。
「精神的衝撃」の場合
1) 一人で抱え込まず、誰かに話す
2) 長い時間を掛けて、こころを癒す
など。
「重量物の移動」
・支点をたくさん持つ道具を作り、各支点に力を分散させる
「精神的圧力」
・仲間を作り、対抗する
○さらに応用:「疲れにくくなる」仕事の進め方
私は、短時間に負荷を一人に集中させて、その一人を潰す仕事の進め方よりは、
・余裕を持った納期である
・複数人に均等な負荷、それも限界までに余裕のある量が与えられることが常である
そんな仕事の進め方が「疲れにくくなる暮らし方」だと考えております。
組織の仕組み上、そんなことはできないというのであれば、
その組織の仕組みを変えれば良いのです。
その仕組みを作ったのも、また、その組織に属する人々なのですから。
作った人々なら、失くすのも変えるのもできるはずです。
作った人に義理立てして、やっぱりそんなことできないよ、とするよりも、
今いる人に義理立てして、仕組みを変えるほうが、
どちらかといえば、ストレスが溜まらないと思いますので、
やはり、より「疲れにくくなる暮らし方」だと思います。
以上
コメントをお書きください
松口賢士 (金曜日, 15 8月 2014 09:36)
「疲れにくくなる暮らし方」今後も楽しみにしています。
時々ビジネスにおきかえて、拝見しています。とても良い気付きがあります。
heion-do (金曜日, 15 8月 2014 10:49)
松口さん、ありがとうございます。
おひとりでも楽しみにしてくだされば、続ける大きなモチベーションになります。
今後も、少しでもお役に立てるであろう記事を書き続けていきたく存じます。