自分の人生の意味を自分で与えると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「自分の人生の意味を自分で与えると疲れにくくなる」です。

大前提:人は、人はストレスを感じると、対抗、ないし復元するために気力体力を消費し、

    その結果、疲れる。

小前提1:人は、自分の思い通りにならないときストレスを感じる。

小前提2:人の価値観は、その人を取り巻く状況によって変化する。

小前提3:人は、人生に意味を持たせたがる傾向がある。

小前提4:人は、自分の人生の意味を、他者から与えられることがある

 

 

小前提3と4から、人は、他者から人生の意味を与えられた際、そのまま受け入れることが

あります。ですが小前提2から、与えられた人生の意味が、他者の都合で、大きく変化する

可能性があります。そしてその変化は、「人生の意味を与えられた側」の思い通りには

なりません。すると、小前提1から、思い通りにならない変化が生じた場合はストレスを感じ、

大前提から、ストレスに対抗するために、疲れます。

 

ここで、自分で、自分自身の人生の意味を与えれば、少なくとも変化の予測がつき、

対処できるため、思い通りになるといえます。思い通りになるのであればストレスも

感じないため、疲れにくくなります。

 

従いまして「自分の人生の意味を自分で与えると疲れにくくなる」となります。

 

次回(8/14)は「何らかの力を受けるときは、分散して受けると疲れにくくなる」です。

 

 

○他者から「人生の意味」を与えられる実例

 

だいぶ極端な例を挙げます。親が子に対し、

「お前は俺の言うことにしたがっていれば良い、そうするのがお前の人生の意味だ」

と言われ、「親の言う通りにするのが人生の意味だ」と認識した子がいるとします。

この時点で、親は、「子が自分の庇護下にある期間だけ」という前提を子に与えていません。

 

この人生の意味を与えられた子は、反抗期にその与えられた「意味」から脱出しない限り、

「自分で考えることは不要だ、なぜなら親が全部正しいことを考えて与えてくれるのだから」

と認識する人間になると思われます。

 

話を戻します。親は、『十分成長し、自分の庇護下から離れたと認識できる』子に対して、

「なぜおまえは自分で考えて行動しないのか、自分で行動できないとお前の人生に意味は無い」

 

と言います。親から見れば筋が通っている言葉です。

ですが、「親の言う通りにする」という人生の意味を与えられた子から見た場合、

「あなたは「俺の言う通りにするのがお前の人生の意味だ」と言っていたではないか」となり、

親をダブルスタンダード持ちであるととらえ、理不尽に感じるためストレスを感じます。

 

自分で自分の人生に意味を与えれば、上記のようなストレスからは無縁ですので

疲れにくくなります。

 

以上